2024年1月長期(留学ビザ)募集中。定員になり次第締め切りになります。
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2021年6月、東京ギャラクシー日本語学校の学生たちが力を合わせて、クラス毎に映像作品を作って発表するという「ギャラクシーフェスティバル」が行われました。午前クラスと午後クラス合わせて、全19クラスの作品が発表されました。2、3週間かけて、日本にいる学生たちと、コロナウイルスの影響により日本に入国ができずオンラインで授業を受けている学生たちが協力して、完成度の高い作品を作ってくれました。
作品のテーマからそれぞれのクラスで決めます。日本のアニメの吹き替え、日本の現代文化に関するクイズ、面白い写真やコロナ禍での日常の一コマ紹介、コロナ禍を過ごす留学生たちの気持ちが込められた歌や川柳など、多種多様な作品ばかりでした。
ギャラクシーフェスティバル当日、学生たちは自分たちが一生懸命に工夫を凝らして作った作品を見ることで達成感を感じられたようです。作品を作るためにクラス一丸となり、みんなで協力する時間を過ごしたことで、学生同士の仲がさらに深まり、早く日本でみんな一緒に勉強したいという思いがより強くなったようでした。
コロナウイルスの影響による入国制限で、まだ母国にいる学生たちは日本に来ることができず、また、日本にいる学生たちもコロナウイルス感染防止のために自由に旅行や外出をすることができず、みんな残念な思いをしていることでしょう。そんな中でも、ギャラクシーフェスティバルのためにみんなで力を合わせて、大切な思い出を作ることができました。
コロナ禍にも関わらず、日本語習得という同じ目標に向かって頑張る友人と互いに助け合い、今できることに最善を尽くしている東京ギャラクシー日本語学校の学生みなさんの夢が叶うよう心から応援しています。日本に入国できずに母国で勉強をしているみなさんは、コロナウイルスの流行が落ち着いて日本で勉強できるようになれば、この大変な時期を乗り越えた分だけ、日本で過ごす日々がどれだけ貴重なものか感じることができるでしょう。その時まで、自分の目標に向かってもう少し一緒に頑張っていきましょう!
東京ギャラクシー日本語学校の速習クラスで、2021年1月から6ヶ月間、一生懸命勉強してきたキムさんに、日本での生活や速習クラスについてのインタビューをしました。
速習クラスを受ける前と比較して、現在の日本語レベルがどのように変わったと感じますか?
日本に来たばかりの頃は、ひらがなしか知らないレベルでした。入国後の隔離期間中にひらがなとカタカナを覚えて、文法の基礎も地道に勉強しました。速習クラスの授業を受けながら日本で生活する中で、お店に行ったり、友達と会話をしたりするときに日本語を使わなければならないので、文法をより熱心に勉強するようになりました。看板を見て分からない単語があれば辞書を引いて調べたりもしました。日本で生活する中で、自然に日本語力がぐっと伸びたと思います。
速習クラスで勉強してよかったことは何ですか?
速習クラスは、一般のクラスに比べて教材が2冊多いのですが、1つは読解、もう1つは単語の教材です。読解は毎日1ページずつ解かなければならず、漢字のテストも毎日あり、他のクラスよりもたくさん勉強しなければならない環境だったのがよかったです。また、定期テストも一般のクラスより多くあるので、復習するチャンスが多く与えられていたという点もよかったです。
反対に、速習クラスでの勉強で大変だったことは何ですか?
日本に来て初めて受けた冬学期の授業のときは、文法の勉強について行くのが大変でした。当時、授業でJLPT N4~N3の文法を扱っていたのですが、母国でもちゃんと勉強をしていたら授業についていくことは難しくなかったと思いますが、勉強せずに日本に来たので、文法を学びながら同時に漢字も覚えなければならず、さらに読解もしなければならなくてかなり大変でした。
感謝したい先生はいますか?
春学期のとき、最初は試験の点数が不足して速習クラスに入ることができなくなりそうだったのですが、再試験を受けて入ることができました。そのときに会田先生と熊崎先生と面談をしたのですが、本当に学生のことを考えてアドバイスしてくださったことが、とてもありがたかったです。
これからの目標について教えてください。
7月にあるJLPT N2級の試験に合格、さらに今年の12月にはJLPT N1級の試験に合格したいです。また、貿易関連会社に就職したいです。
日本での生活はどうですか?実際に日本に来てよかったことを教えてください。また生活パターンについても知りたいです。
日本に来て感じるのは、日本のコンビニなどサービス業種で働く人たちの接客が、私の母国である韓国に比べてかなり丁寧だということです。正社員ではなく、アルバイトの人たちもそうですね。仕事も本当に一生懸命やっているように感じます。また、日本の人たちは、韓国よりも独立性が強いような気がします。韓国人が情に厚いとすれば、個人差はあるものの、日本人は西洋のように個々人の生活を重要視し、お互いを尊重する面があるようです。
日本に来てよかったのは、100円で食べられる寿司屋があるところ!韓国より安くておいしい寿司を食べられるのでいいですね。
生活パターンとしては、平日は学校で勉強をした後にアニメを見たり、日本人の友人と話しながら過ごし、週末には東京でまだ行ったことのない場所に行ったりしています。
東京ギャラクシー日本語学校に入学したきっかけは何ですか?
最初はインターネットで東京だけでなく、大阪など色々な地域の日本語学校をくまなく調べました。その結果、東京ギャラクシー日本語学校は他の日本語学校と違って、一般クラス、ビジネス日本語クラスだけでなく、速習クラスがあるというのを知りました。速習クラスは授業の進度が一般クラスに比べて約二倍も早いという点に惹かれて入学相談をしたのですが、そのときの印象がよかったので入学を決めました。
東京ギャラクシーの速習クラスで勉強したいと思っている人たちにアドバイスをお願いします。
私は日本に来て初めて受けた冬学期に苦労をしたので・・・これから留学を準備する方には、ある程度日本語を勉強して日本に来ることをおすすめします。文法をある程度勉強してから来れば、速習クラスの授業にもついていくことができると思います。
東京ギャラクシー日本語学校には中国、台湾、香港から来ている中華圏の学生たちもいますが、彼らは幼い時から漢字を勉強してきているので、漢字テストの点数が高く、読解の速度ももちろん早いです。でも、あまり気にしなくても大丈夫です。時間が経てば、似たり寄ったりになってきますよ。また、日本に来たら普段から好奇心を持って生活すると良いでしょう。電車の駅の名前の漢字を見ながら「同じ漢字でも読み方がこんなに違うのか」と思いながら注意深く見たり、飲食店の看板の名前を見ながら「この漢字、こんな風にも読めるのか」と、関心と好奇心を持って見ると、日本語を早く覚えることができると思います。
日本での生活と日本語の勉強について詳しく話してくれたキムさん、ありがとうございました。速習クラスに入りたい!という思いが強い分、緊張しながらレベルテストに臨んだことが昨日のことのように感じられますが、あっという間に速習クラスの過程を終えることができましたね。
これまで日本での生活に馴染むために努力し、そして一生懸命勉強をしてきて、本当に忙しい時間を過ごしてきましたね、お疲れ様でした。これからも目標が達成できるよう、心から応援しています!
9月中旬、東京ギャラクシー日本語学校では在校生を応援しようと、食品の無料配布を行いました。コロナウイルスの影響により、アルバイトができなくなってしまった学生や母国からの仕送りが少なくなってしまった学生を少しでも応援する気持ちでこのようなイベントを用意しました。
初めて目にした光景に、学生は目を丸くして驚いていましたが、すぐに何にしようかな?と嬉しそうに選んでいました。短い時間でしたが、東京ギャラクシー日本語学校1階のロビーが和気あいあいとした、楽しい雰囲気になりました。
コロナウイルスのような予想もしなかった出来事に遭遇すると誰でも困惑するものですが、小さな気分転換をするだけでも、前向きな気持ちになるのではないでしょうか?心から安心することはまだ出来ませんが、コロナウイルスの影響で「出来ないこと」を嘆くよりも、コロナウイルスの中でも「出来ていること」に感謝しながら、今の環境を最大限活用してみましょう!
目標を常にしっかりと掲げつつ、日々成長している自分に満足できる、そんな日本での留学生活になるよう、私たちはいつも応援しています。また、ずっと夢見てきた留学生活をスタートさせ、毎日一生懸命に努力している東京ギャラクシーの在校生のみなさんも、来年には最終目標にもっと近づき、日本の大学や専門学校など、今とは違う環境で勉強することになると信じています。
東京ギャラクシーの先生や友人たちと一緒に、このコロナ時代を元気に克服できるように、一日一日をもっと大切に考え、一生懸命過ごしましょう。