大学受験 願書準備で見落としがちな点、注意点

大学受験 願書準備で見落としがちな点、注意点

日本の大学進学に向けて、準備をしている皆さん。思ったより準備しなければならないことがたくさんあり、頭を抱えている方もいるのではないでしょうか。ウェブ出願、志望理由書、書類の書き方、書類の送り方、小論文、面接などなど。特に(母国)に比べると手で書くことが多く、一つ一つ気を付けなければならないことが多いのも例外ではありません。
全体的に気を付けたほうがいいポイントをお知らせします。

一つ目、ウェブ出願のときの情報と提出書類の内容を同一にすること。
例えば、ウェブ出願で出身校を英語で登録し、提出書類では出身校を漢字で書くなどせず、同じ内容については同じ表記にすること。チェックする大学の方が混乱しないためにも、全部統一することをお勧めします。また、写真もすべて同じものを使用することをお勧めします。

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二つ目、字は丁寧に書くこと。当たり前のことですが、見てもらう人のことを考えて心に余裕をもって作成しましょう。時間が間に合わずぎりぎりになって書類を作成するとどうしても字が流れて見えたり、偏って見えたり、字が抜けていたりすることがあります。何百枚もの書類をチェックする大学の方は、丁寧に書いたかどうかわかります。きれいな字ではなくても大丈夫です。漢字は大きめ、ひらがなは漢字の8割くらいの大きさで書くとより見やすく書くことができます。そして時間に余裕がある人は、日本語のなぞり書きをしたり、書き順を確かめて書くなど基本的なところから確かめて、「丁寧に書くこと」に慣れることをお勧めします。

三つ目、書類に線を引きながら丁寧に読むこと。大学によって書類の書き方や書類の送り方が違います。
例えば、ある学校では指定された用紙を「印刷して封筒に貼って提出するように」と書いていますが、ある学校では封筒に貼らずに「同封するように」と書いてある学校もあります。
名前を書くときに、漢字で書くようにと書いてあっても、日本で使う字が出ない場合はカタカナで書くようにとかっこ書きで書いてあったりと、一つの学校がAのパターンだと言ってすべての学校に当てはまるわけではありません。最後の最後まで読まないと間違える可能性があるので気をつけてください。一度受験する大学の募集要項を全部印刷し、色ペンで最初から最後まで、漏れなく重要事項をチェックすることをお勧めします。

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最後に、原稿用紙に記入するときです。段落の書き始めは1マス開けること、句読点はマスの左下に入れること(横書きの場合)、「?」は使わないこと、ですます体とだである体をまぜないことなど原稿用紙の使い方を確認しましょう。原稿用紙ではなく、下線のみである場合は、ぎゅうぎゅうにつめて書くのではなくバランスよく書けるよう、鉛筆で薄く下書きをしてから清書しましょう。両サイド、最終行など下線からはみ出さずに、線の中に収まるように調節してください。まれに下線もない場合がありますが、その場合は、等間隔に定規で薄く下線を引いてから、書くことをお勧めします。

これらは日本人が進学するときや、日本の就職試験でも同じことが言えます。少し面倒くさいと思うところもあると思いますが、 落とさなくていいところで減点にならないよう一つ一つ確実にチェックをして、準備を進めていってください。