大学受験準備のための語学留学、1年は長い?短い?

自分の国で長い間日本の大学に入るために受験の準備をしてきたのに、望む大学に合格することができず、東京ギャラクシー日本語学校で日本語学研修をするか真剣に考える方たちからの問い合わせが最近になってぐっと増えています。
4月に東京ギャラクシー日本語学校に入学して勉強する学生たちは、翌年3月まで1年間、ただ日本語を学ぶだけではなく、受験指導も一緒に受け、大学生活にすぐ適応できるようアカデミック日本語(*以下に説明)も学びます。
入学の問い合わせを受ける中で、語学研修を1年もする必要があるかと疑問に思っている方々が少なくないということを感じました。母国で十分に勉強しており、EJUの点数も決して低くはないために、このような疑問を持つのは自然なことだと思います。
しかし、実際には本国で長く日本の大学入試を準備したとしても、東京ギャラクシー日本語学校での語学研修期間は1年以上必要です。 どうして1年も必要なのか、今日はこの部分を詳しく見てみましょう。

とても慌ただしい日本での受験生活
「1年」と言うと、とても長い時間のように感じられますよね。でも、4月から語学研修を行う場合、実質的な受験準備期間は7~9ヶ月と言えます。
なぜなら、日本の私立大学の場合、願書の受付を8月末からスタートするところが多いからです。あるいは早稲田大学の例をあげれば、6月末までに願書を提出しなければなりません。

大学受験準備のための語学留学

日本の大学に提出する願書書類の中で必ず入っているのは次のような書類です。
✔EJU日本留学試験の成績
✔志望理由書
EJU日本留学試験は、毎年6月と11月、1年に2度に行われます。しかし、6月末から10月の間に願書を受け付ける日本の大学の場合には、その年の11月の試験を受けるのでは遅く、必ず6月のEJUの成績を提出しなければならないということです。
ですから、4月に東京ギャラクシー日本語学校に入学する場合、入学の2か月後に行われる6月のEJUでよい結果を得られるよう、すぐに本格的な受験勉強に入る必要があります。

日本の大学入試を準備する受験生にとって、最大の難関は志望理由書と言ってよいくらい、志望理由書作成は非常に大変なプロセスです。合格するための完成度の高い志望理由書を書くのであれば、内容をしっかり練る必要があるため、時間もかなりかかるということを覚えておかなくてはなりません。
特に志望理由書は、単に文章を書けばいいのではなく、論理的に自分の伝えたいことを文章化する「テクニカル・ライティング」のスキルが必要です。しかし、この論理的な作文能力が不足している学生が多いことも事実です。志望理由書のレベルが高い日本の大学入試では、志望理由書が受験生の選択ではなく、必須であることを改めて強調したいと思います。
東京ギャラクシーに入学すると、4月から志望理由書作成のための授業もスタートしますが、願書の受付が始まる9月~11月になっても、満足のいく志望理由書が書けずに苦労している学生がいるほど、長い時間と努力が必要な作業です。
EJUは練習問題を解けば解くほど結果が出るのに比べ、志望理由書は自分の考えを文章で表現し、先生のフィードバックを受けて修正するというプロセスを何度も何度も繰り返し、長い期間をかけてようやく完成させることができます。
実際に志望理由書を書き、東京ギャラクシーの先生のフィードバックを受けてみると、「語学研修を1年も?」という疑問は無用であったということが分かります。
EJU、小論文、志望理由書を同時にしっかり準備する過程は、時間的にかなりタイトです!その代わりに、日本で過ごす時間をとても充実させることができます。志望理由書を思い通りに書くことのできる段階に到達できば、日本の大学に合格することはもちろん、レポート課題の多い日本の大学生活を充実させるための大きな力にもなるはずです。

大学受験準備のための語学留学

ところで、日本の大学はなぜ、志望理由書を必須とするのでしょうか?皆さんの高校の成績や内申書は、先生や学校がみなさんを評価した資料です。しかし、大学の試験官たちは、みなさんの考えと思いを直接聞きたいと思っています。つまり、志望理由書はみなさんと、みなさんが希望する大学とが直接に意思疎通をすることのできる、唯一の窓口であるということです。大学側はこの志望理由書を通じて、みなさんの考えや印象を把握しようとするということですから、どれだけ重要であるか分かりますね。

日本の大学入試で比率の高い「手書き」
上記で言及したEJU日本留学試験と志望理由書は、どちらも手書きが必要だということをご存じでしょうか。
EJU日本留学試験の日本語科目では、その場で直接作文をしなければならない「技術」領域があります。志望理由書も、各大学の様式に合わせて、コンピューターで入力するのではなく、直接手書きしなければならないケースがほとんどです。
そこで東京ギャラクシー日本語学校の大学入試対策授業では、漢字の小テストを毎日実施したり、作文や小論文などを原稿用紙に書く機会がたくさん与えられます。
達筆とまではではなくても、日本人が読み取ることができ、また真面目さが感じられるような丁寧な字で書くためには練習する時間が必要です。特に中国と台湾の学生を除けば、留学生たちはこれまで漢字を使うことがほとんどなかったため、文字を書く練習をたくさんしなければなりません。
しかし、東京ギャラクシー日本語学校で1年間勉強すれば、作文・小論文の力を伸ばしながら、文字もきちんと書けるようになるので、心配する必要はありません。

大学受験準備のための語学留学

日本での大学生活でずっと役立つ、アカデミックジャパニーズクラス
東京ギャラクシー日本語学校では、4月から12月まで大学入試対策の授業を進めた後、翌年1月から3月まではアカデミックジャパニーズクラスで、日本の大学生活で必要な日本語を勉強します。
ちなみに日本の大学の合格発表は、私立大学では11月末から2月はじめ、国立大学では2月中旬から3月中旬ぐらいに出るところがほとんどです。
1月から3月の間にも、続けて面接の練習、国立大学願書作成などが必要な学生たちは、進学指導の先生から個別指導を受けて、アカデミックジャパニーズクラスで勉強します。
このクラスは、東京ギャラクシー日本語学校の特徴的なカリキュラムのうちのひとつです。このクラスを作った理由は、日本の大学に合格した東京ギャラクシーの卒業生たちが、いざ大学生活を始めると、大学の講義が思っていたよりもずっと難しく感じられたり、日本人の教授、先輩、友達とのコミュニケーションがうまくいかないなどの悩みがたくさん寄せられたからです。
そこで2011年1月にアカデミックジャパニーズクラスを開設し、今では多くの卒業生たちがこのクラスで学んだおかげで、無事に日本での大学生活を終え、卒業にまで至ったという嬉しい声が届いています。
3ヶ月という短い期間ながらも、扱う知識の量や内容の深さは非常に充実したものになっています。

このように、東京ギャラクシー日本語学校で過ごす1年は、とても密度の濃い時間であり、
日本の大学入学から卒業まで、さらには日本での就職など、留学の目標を無事に達成するための実力をしっかりと固める時期です。単に大学合格を目指すのではなく、より遠い未来を見据えて目標を定める受験生に最適の教育環境です。

JLPT日本語能力試験のレベルと実際の日本語能力の違い

まだ日本語の勉強を始めて間もなかったり、あるいはこれからスタートしようとする人たちから、頻繁にされる質問があります。

「日本の専門学校や大学入試要綱を見ると、出願条件に<JLPT N2級以上の実力があること>と書かれているみたいなのですが、国内で日本語の語学学校に通いながらJLPT N2級の試験に合格すればいいのではないでしょうか。どうして予め日本に行って語学研修をしなければならないんですか?」

東京ギャラクシー日本語学校の在学生や卒業生をはじめ、日本人たちと接しつつ、日本社会で生活しながら勉強する人であれば、誰もが「絶対に早めに日本に行った方がいい」と答えるはずです。これからその理由を詳しくお伝えします。

JLPT日本語能力試験は、N1級からN5級までに分かれており、各レベルとも語彙、文法、読解、聴解で構成されています。
問題は全てマークシート方式で、全体で約60%以上(合格点以上)正解し、尚且つ、各科目の基準点を超えることで合格できます。
JLPT日本語能力試験は、外国人の日本語能力を測定する試験なので、実際に日本人が使う日本語と比べれば、決して難易度が高いとは言えません。
特にJLPT日本語能力試験はスピーキングとライティングの試験がないため、日本語力を測定するのには実は限界があるのです。
もちろん日本語を丹念に学習し、各段階別の過程をよく理解しているのか判定する用途としては非常に意味のある試験です。しかし、日本に住みながら日本人と一緒に勉強や仕事をするために要求される日本語の実力としては、まだまだ不足していると言わざるを得ません。
JLPT日本語能力試験のうち、N2級からは中上級(中級後半)の段階に入るため、決して簡単なレベルではありませんが、韓国で一所懸命勉強してN2級に合格した後、東京ギャラクシー日本語学校の入学試験を受けると、中級前半のクラスになるケースが多く見られます。
東京ギャラクシー日本語学校では、レベルテストを通じてリーディング、リスニング、ライティング、スピーキング力を確認するので、マークシート問題では正解しても、直接話すときに誤った表現や文法を使った場合、この足りない部分のレベルをきちんと身につけることができるようにクラスを割り振ります。
このため、自分の予想よりも低いレベルのクラスに割り当てられる場合があります。しかし、これは実はとてもよいチャンスです!抜け落ちてしまっている部分を十分に埋めて次のレベルに移動することができる唯一の機会になるからです。上級レベルに上がれば上がるほど、初級段階の勉強はやりたくなくなるので、早め早めに自分の苦手な部分を克服することが大切です。

JLPT日本語能力試験のレベルと実際の日本語能力の違い

ここまでの話をまとめると・・・
JLPT日本語能力試験で判定された外国人留学生の日本語のレベルと、日本人が判断する外国人留学生の日本語のレベルには相当な開きがあります。
しかし、東京ギャラクシー日本語学校で日本人の先生と一緒に勉強すれば、これまでJLPTのマークシート問題を解く形だけで勉強していたときには身につけられなかった文法、表現力、そして発音やイントネーション、さらに漢字の書き取りの力まで身につけることができます。
このように習得した日本語の力は、日本人と自在に会話し、日本の大学や専門学校で勉強するための大きな助けになります。
日本の人たちは、外国人留学生が違和感なく日本語を使うことで、自然にコミュニケーションをするようになります。そして、このようなレベルに到達するまで多くの努力をしてきたからこそ、みなさんはさらに自信を持って堂々と留学生活を続けることができるでしょう。
残念なことに、自国で勉強し、試験に合格した後すぐさま日本の大学や専門学校での生活に飛び込んだ学生が、実際の日本語でのコミュニケーションについていくことができず、自信をなくして学業に困難をきたす事例も珍しくありません。

JLPT日本語能力試験のレベルと実際の日本語能力の違い

十分に準備が整った状態で日本の専門学校や大学に入学することで、日本だけで学ぶことができる専門知識をしっかり身につけ、日本人の友人たちと多様なシチュエーションで会話をし、コミュニケーションをしながら留学生活を充実させことができるでしょう。
みなさんが日本語を勉強する理由はなんですか?日本語で書かれた本を読んだり、字幕なしでドラマや映画を見ることが目標であるなら、JLPT日本語能力試験の対策を中心に勉強しても大丈夫でしょう。しかし、日本で日本の人たちと肩を並べ、専門知識を身につけたいなら、十分な準備が必要だという点を見過ごしてはいけません。
今はまだ日本語の勉強を始めて間もないみなさんが、これからしっかりと日本語を学び、今日紹介した話に深く共感する段階まで到達した時。それはきっと日本語を用いながら、具体的に未来を準備するスタートラインに立っている時でしょう。外国語を学ぶ奥深さも楽しむことができる段階です。
東京ギャラクシー日本語学校は、JLPT日本語能力試験のレベルを遥かに超えた日本語の授業を行っています。日本で学問及び専門知識を学び、社会人になってもずっと日本に関わる経験を積み重ねていきたいと思っているならば、一番基本の段階である日本語能力からまず、しっかりと築くことが大切です。みなさんの日本語を学びたい気持ち、日本で勉強したいという気持ちを応援しています!

キャリアデザインを始めるための第一歩

キャリアデザインという言葉を聞いたことがあるでしょうか。ここ何年かで大学の学科にもなってきた分野の一つです。キャリアデザインとは、将来自分が仕事で叶えていきたいことを自分の力で考え、計画を立てていくことです。将来の夢は何ですか?やりたいことはありますか?
この自分のキャリアデザインを明確にしていくために、日本への大学や進学を目指している皆さんにぜひ考えてもらいたいことがあります。今までの学校生活では勉強が忙しく考えたことのない内容かもしれません。または、先生や親に「こうしなさい。」と言われ、言われるままに過ごしてきたかもしれません。しかし、これを機にぜひ今までの自分、これからの自分について一度考えてみてほしいと思います。その時、紙に書きだし、客観的に考えてみることをお勧めします。

キャリアデザインを始めるための第一歩

<自分は今までどんなことが好きで、どんなことが苦手だったか。苦手なことにどのように立ち向かってきて、どのように考え、乗り越えてきたか。> 時間を忘れ夢中になってとり組めるものは何でしょうか。反対に誰に何と言われてもやりたくないことは何でしょうか。またその理由は何だと思いますか?歴史についての本を読むのは何時間でもできるのに、数学はどうしても2問解いたら頭が痛くなる。漫画ならいつまでもかき続けたいのに、体育の時間のバスケはどのように動いたらいいのか分からない。人によって好き嫌いは様々です。嫌いなものは嫌いだから、一切やらないかわりに好きなことを追求するという人もいれば、とりあえずバスケのボールを触ってみる、テレビで試合を見てみることで興味がわき、嫌いではなくなったということもあるかと思います。

<自分は日本に行ってどんな学生生活を送りたいと思っているか。その理由は何か。>
母国ではなく日本に行こうと思ったのはなぜでしょうか。母国にはない学科があるから。昔から興味があったから。アニメを見ていたら自然と日本が身近になったから。理由はそれぞれだと思います。しかし、自分が日本に行ってただ何も考えずに時間を過ごすのであれば、高いお金を払って日本に行く必要はあるでしょうか。自分は旅行が好きだから日本で勉強した観光業を母国で生かしたい、日本で生活をしながら様々な飲食店に行って、バイトもし、学校にも通って料理の技術の幅を広げたい、視野を広げるために一度母国を離れて母国について客観的に考えたい。何か自分なりの理由があるはずです。
<将来どんなことをしたいか。そこで自分の持っている力をどのようにいかしていくか。また、今の力では足りないのであれば、今どんなことに力を注ぐべきなのか。>
どのような仕事についてどんな人生を歩んでいきたいと考えていますか?大学や専門学校に入ることが目標ではありません。そこがスタート地点になるはずです。では自分の好きな学科には入れたとして、そこからどのように勉強を進めますか?学問だけではなく経験も必要だと思いますがその経験はどのように積んだらよいでしょうか。

キャリアデザインを始めるための第一歩

これからについて考えるためには、今まで自分がどのように考え行動してきたのかがベースになります。学校生活で楽しかったこと、思い出に残っていること、頑張ったこと、そして自分の行動をふりかえったときに基礎になっている考え方はどのようなものでしょうか。自分について知ることが、本当に自分が進むべき道への第一歩になると思います。

ギャラクシー入学を控えたみなさんへのアドバイス

東京ギャラクシー日本語学校入学を控えたみなさん!日本に留学をするという大きな決心をして、きっと張り切って準備をしていることと思います。実際に日本での生活を始める前に、限られた時間をしっかりと活用し、充実した留学生活にするためのアドバイスをいくつかお伝えします。

①授業時間はとても大切であるということを認識しましょう!
東京ギャラクシー日本語学校に入学すると、日本人の先生の授業を受けることになります。そして、さまざまな国から来たクラスメイトたちと一緒に勉強をします。
まず、空白の状態で授業に臨むよりも、事前に予習をして授業を受けることで、その内容をより深く理解することができ、日本語一つ一つがしっかりと頭の中に残ります。そして、日本人の先生が使う日本語を毎日のように聞いていると、自然なイントネーションやアクセント、日本語らしい表現にいつのまにか慣れることができるでしょう。
このような過程を通じて、私たちは正しい日本語、日本人に好印象を与える日本語を身につけることができます。これから日本で日本語を用いながら専門知識を学び、仕事をしていく新入生のみなさんになくてはならないプロセスです。
また、さまざまな国から来た友人たちと日本語で話すことで、日本語の勉強はもちろん、他の文化に対する関心が芽生えて、ますます視野が広がることでしょう。関心分野が広がったり好奇心が大きくなることで、やってみたいことや行きたいところも増え、次第に行動が積極的になっていきます。若いうちにこのような経験を積むことで、みなさんの人生がより輝いたものになることでしょう。

ギャラクシー入学を控えたみなさんへのアドバイス

②一生残る記録、出席率
誠実さを第一に考える日本!日本で生活する際に良い評価を受けて行きたい道に進むためには、まず誠実さを大切にしなければなりません。
日本語学校に入学すると、出席率が記録されます。そしてその後、日本で大学、専門学校、大学院に願書を提出する時に留学ビザ延長の申請をしますが、その際に日本語学校が発給する出席成績証明書を一緒に提出しなければなりません。
つまり、日本語学校の出席率は一生残る記録です。絶対に行きたいと思う学校があり、また留学を無事に終えたいと思うのであれば、出席率を95%以上に維持することで、みなさんが不利益を被ることなく次のステップに進むことができるということです。
出席率をキープするには、入学当初からよい習慣を身につけることが重要です。
授業開始の30分前、あるいは1~2時間前に学校に到着するように予定すれば、遅刻することはないですよね。
授業時間30分前、あるいは1~2時間前に到着するには、いつ家を出て、何時の電車に乗ればよいのか、前日に予め綿密に計算して時間の計画を立ててみてください。
学校に早く到着したら、自習室あるいは教室で勉強をしましょう。こうすることで落ち着いた状態で、余裕をもって授業に取り組むことができ、常に肯定的な気持ちで日本語を勉強することができますよ。

ギャラクシー入学を控えたみなさんへのアドバイス

③新しい経験をすること
せっかく日本に来たのに、家や寮と学校を行き来するだけではもったいない!
毎週新しいところに行ってみたとしても、すべて見て回るには時間が足りないほど、東京はバラエティに富んだ素敵な都市です。
まずは、学校や自宅の周辺から散策してみてください。 あるいは自分の趣味に合うところに直接行ってみるのもよいでしょう。よくまとまっているガイドブックが一つあると、このようなときにとても役立ちますよ。
行きたい大学や専門学校のオープンキャンパスの日程を事前に調べて、参加してみるのも有益な経験になるでしょう。
行く場所を決めて、想像もできなかったような新しい経験をすると、一日が充実していたという達成感も感じられ、知識も得ることができます。
このような経験を地道に重ねていくことで、自己肯定感も次第に高まり、入試など重要な局面でも自信を持って挑戦できるになるでしょう。
また、さまざまな経験を通じて、自分が何を好きなのか、どんなことに興味があるのか自然に把握することができ、確信を持って自分の進路を決めることができます。面接の時に伝えたい話も多くなり、面接官に積極性をアピールする効果も得られます。

決して難しくないこの三つのことを常に念頭に置いて、東京で生活してみてください。東京ギャラクシー日本語学校で勉強してる間に、日本語の実力はもちろん、チャレンジ精神と自信も養ってくださいね!
みなさんの日本での留学を応援しています。 🙂

東京製菓学校洋菓子本科に合格するまでの道のり

東京製菓学校に進学するために、日本への留学を決心し、東京ギャラクシー日本語学校でまじめに勉強してきたBさんが、この度、東京製菓学校洋菓子本科に無事合格しました!
長い間こつこつと勉強しベストを尽くしたBさんが、これまで東京製菓学校への進学のためにどのように勉強してきたのか詳しく話してくれました。

東京製菓学校合格のために、これまでどんな準備をしてきたのか教えてください。
東京製菓学校に行こうと決心した時期は、2018年9月頃でした。それまで日本語を勉強したことがなかったため、9月から平仮名を覚え、10月からは韓国にある語学学校で基礎クラスの授業を受講しました。
東京製菓学校に願書を提出するためには、少なくともJLPT N2以上の実力が必要であるため、JLPT N2合格を目標に勉強しました。
2019年4月から東京ギャラクシー日本語学校において留学を始める予定だったので、その前にどうしてもN3程度のレベルに到達していなければなりませんでした。N3の試験は受けませんでしたが、韓国で基礎クラスを4ヵ月、N3の準備クラスで1ヵ月勉強し、2019年4月に東京ギャラクシー日本語学校入学のために日本に来ました。
幸い、N2級合格を目指すための東京ギャラクシー日本語学校の速習クラスに入ることができました。7月に行われるJLPT N2試験に合格するために、学校の授業と自習を並行し、試験に向けて準備しました。

東京製菓学校洋菓子本科に合格するまでの道のり

東京製菓学校に合格した秘訣を聞かせてください。
指定校推薦者として選抜されたことが一番大きな幸運だったと思います。元々は一般推薦入学を目標に東京ギャラクシー日本語学校に入学したのですが、運良く機会に恵まれて、指定校推薦を受けることになりました。
JLPT N2の試験を準備しながら、日本語能力をどうにか向上させようと努力してきたことが良い方向に作用したと思います。
そして東京製菓学校が望む条件(JLPT N2以上の実力や、面接など)をキャッチして、その条件を満たすことができるように集中して準備してきたことが役に立ったと思います。

東京ギャラクシー日本語学校で日本での留学を始めたきっかけはなんですか。
まず、東京ギャラクシーが東京製菓学校と指定校提携のある語学校だったため、迷う必要もありませんでした。東京製菓学校合格者を最も多く輩出する学校なので、情報もここが一番多いだろうと思いました。ちょうど日本留学博覧会が開かれ、そこで東京ギャラクシー日本語学校側と相談をして、入学を決定しました。

東京ギャラクシー日本語学校で有意義だと感じた授業はなんですか。
速習クラス授業が本当に役立ちました。JLPT N2試験にしっかりと照準を合わせて対策ができますし、この授業を通して、日本語能力が大きく向上したと思います。
選択授業の中では、佐藤先生の敬語の授業が役に立ちました。東京製菓学校の面接や、アルバイトで活用することができ、さらに良かったです。
今受けている授業の中では、松川先生の日韓通訳の授業が面白くて有意義だと感じています。

東京製菓学校洋菓子本科に合格するまでの道のり

東京ギャラクシー日本語学校の先生たちのうち、卒業後も忘れられないだろうな、と思う先生はいますか?
これまで担任を受け持ってくださった先生たちと、担任以外でも話をよくした先生たちはみんな忘れられないと思います。それでも、その中で選ぶとしたら、進学担当の先生であった中橋(なかはし)先生(she)と、東京製菓学校への進学担当であった会田先生を挙げたいです。
ですが、多くの先生方から激励と応援のメッセージをいただいたため、ほとんどの先生が記憶に長く残ると思います。

東京製菓学校の受験勉強をしながら大変だったり、難しかったことはありますか?また、それらをどうやって克服して合格に至ることができたのか教えてください。
今年は東京製菓学校進学希望者が多く、その分プレッシャーも大きかったです。元々はそんなに難しく考えていなかったのですが、東京製菓学校を希望する学生が実際かなり多いということを知ってからは、もしかしたら落ちる可能性もあると思うようになりました。
そのような中で、指定校推薦選抜試験があり、試験のレベルはJLPT N1レベルとされており、自分には無理だろうと思いつつも、どうしても推薦を受けたいという思いでさらに一生懸命準備しようと努力しました。読解問題に関しては一生懸命準備したおかげで、選抜試験でいい成績を取ることができ、いい結果に繋がったと思います。

日本での留学生活の中で、日本に来て正解だった、良かったと感じたことはありますか?
日本は韓国よりもそれぞれの個性がはっきりしていて、それが服でもデザートでも芸術でも、あらゆる分野に影響を及ぼしていると思います。
それらを通じて、よりたくさんバラエティにとんだものを感じることができますし、美術館やケーキ屋さん、スイーツカフェなども同様に色々と楽しむことができる場所が多いという点が本当にいいなと思います。

様々な日本の専門学校のうち、東京製菓学校を選択した理由について聞かせてください。
評判の高い東京製菓学校で多くのことを得たいと思いました。オープンキャンパスに参加した時には、東京製菓学校の先生たちが本当にいい方々だと感じました。これまで私は他の分野を専攻していたので、出会った先生たちもほとんどがその専攻に関連した方々だったのですが、東京製菓学校でデザートという新しい分野の先生方に出会うことができてよかったです。
そして東京に位置しているので、学校の授業の以外でも様々な場所で製菓に関わる経験をするチャンスが多いだろうと思いましたし、専門別にわかれた授業方式にもひかれました。

専門学校進学のために、日本への留学を準備する人たちに一言アドバイスをお願いします。
政府間の問題で色々と騒がしいですが、日本の文化や芸術、技術などを学びたいのであれば、信念を持って勉強するのがよいと思います。
実際に日本に住んでみて、政府間の問題のせいで遮られてしまっているものも多いと感じています。日本で生活し、勉強をして、仕事をすることになれば、この人たちから何を学ぶことができるのか、どんな考え方を持っているのかなど、きっと新しい視野を持つことができると思います。なので、ぜひ自信を持って準備してほしい、と勧めたいです。

東京製菓学校洋菓子本科に合格するまでの道のり

今後、東京製菓学校で学ぶ上での目標はなんですか。
まずは学校の授業内容をできる限り全て吸収するのが目標ですが、より大きな目標としては、自分のブランドを作ることです。学校で教えてくれることが多い分、そこで私が得られるものは何か、自分だけが作ることができるものは何か考えながら、先生や一緒に学ぶ学生たちとのつながりを通じて、より豊かな経験をしたいです。

東京製菓学校洋菓子本科合格、本当におめでとうございます。
いつも積極的に授業に臨みながら、たゆまず努力してきたBさんが過ごしてきた過程は決して簡単なものではなかったでしょう。着実に<JLPT N3レベルの実力到達→JLPT N2合格→指定校推薦選抜>というように、段階ごとに目標を設定して成し遂げてきたBさんの強い意志は、本当に高く評価できることだと思います。
東京製菓学校への進学を考える人たちにとって、素敵なお手本となってくれました。今までどのように勉強してきたのか、詳しく教えてくれたBさんにもう一度感謝したいと思います。
そして、東京製菓学校の面接を控えたみなさんや、留学の準備をするみなさんにも、良い結果が出ることを願いながら、悔いが残らないよう、最後まで最善を尽くすことを応援しています!

学校法人 ギャラクシー学園