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立教大学異文化コミュニケーション学部合格インタビュー

2023年3月に東京ギャラクシーを卒業したドイツの卒業生Cさんに、大学合格インタビューをしました。
Cさんは、コロナ禍での留学となり、日本への入国が制限されていた2021年10月から2022年3月まではオンラインで授業に参加し、2022年4月に日本に入国、2023年3月に卒業しました。
コロナ禍で辛い時期もあったと思いますが、諦めることなく最後まで頑張り、立教大学異文化コミュニケーション学部に合格しました。
2023年1月の入学式では、在校生代表として新入生へ歓迎の挨拶もした、とても優秀な学生です。そんなCさんに、日本語の勉強方法や受験について、そして今後の目標などインタビューをしました。

立教大学合格おめでとうございます。合格の秘訣は何ですか?
ありがとうございます。まず必要なのは早めの準備だと思います。つまり大学の各締め切りや必要な受験科目などを把握することです。その一方、自分のモチベーションを上げることも肝心だと思います。行きたい大学と学びたいことさえ分かれば頑張る意欲が出るし、志望理由書や面接でも自分の熱意が伝わるはずです。それはとても難しいことですが、常に自分の興味のあることを考え、色んなことにチャレンジすればやりたいことが見えてくるはずです。

感謝したいギャラクシーの先生について教えてください。
ギャラクシーでの多彩な学びは、先生方のお陰だと思います。その中でも、私の小論文を何度も丁寧に添削したり、コメントを書いたりしてくれた先生に感謝しています。受験後でも大学で役立つと思います。そして、私を受験で導いてくれた進学指導担当の先生と、面接対策授業の先生にも特に感謝しています。本当にありがとうございます。

立教大学異文化コミュニケーション学部合格インタビュー

大学合格に役立ったギャラクシーの授業は何ですか?
論文実践の授業です。EJU以外も入試で記述問題が出るので活用できたと思います。それに面接対策も必須ですね。やはり、受験は情報の共有の大切さはなめてはいけないと思います。そして、語彙力と漢字が弱い私にとっては特別進学クラスでの毎日の漢字テストがとても役に立ちました。

東京ギャラクシーに入学した当初に比べて、日本語力がすごく上がったと思います。今までどのように勉強してきましたか?
授業での積極的な参加はもちろん、放課後も単語・漢字帳で勉強をしました。また、日本の高校生向けの現代文の教科書も使いました。

立教大学に出願した理由を教えてください。
立教大学の異文化コミュニケーション学部に出願した理由はいくつかありますが、一番はカリキュラムが気に入ったからです。留学制度と入学時からのキャリアデザインが特徴で、自分が興味深い異文化と言語についての学びが幅広くて、学びたい専攻がありました。キャンパスも見に行ってとても気に入りました。

日本の大学進学を目標としている後輩にアドバイスをお願いします。
早めに受験の準備をすることが大切だと思います。検索は時間がかかるし、試験と出願の時期が迫ってきたらやることが増えます。だから早いうちに色んな大学を調べて、自分の興味などを把握してくださいね。そして、諦めないでほしいです!受験の競争は留学生の間でも激しく試験も大変だと思いますが、自分に合った勉強方法とルーティンを工夫し、学校のレベルも考えた志望校リストを作れば合格できるはずです!クラスメイト、そして先生と協力して頑張ってください!応援しています!

立教大学異文化コミュニケーション学部合格インタビュー

これからの後輩に、東京ギャラクシーを紹介するとしたらどのような紹介をしますか?
日本で進学や就職したい人に適した日本語学校であると思います。もちろん日本の文化などを楽しく体験できる科目もありますが、進学や就職に役立つ授業が多いと思います。ただ、授業は1日4コマしかなく宿題も少ないので、試験などは2階の自習室などで勉強する必要があると思います。

立教大学進学後の目標について聞かせてください。
今の時点では大学院に進学して研究をしようと考えています。その後日本で就職したいと思いますが大学に通いながら深く考えたいと思います。そして、目標というと“自立”もあります。今は、親の支援のおかげで学校に通って生活できていますが、大学卒業後はさすがにずっと親のすねをかじり続けてはいけないと思います。

Cさん、インタビューありがとうございました。
1年6ヵ月の間、コロナ禍でも諦めることなく日本の大学に進学するという目標に向かって頑張ってきましたね。コツコツと努力してきたことが実を結び見事大学に合格しました。これからも日本で有意義な大学生活が送れるように応援しています!

春学期イベント“オリエンテーリング”事前学習

4月から新しい学期が始まり、早くも1ヵ月が経ちました。新入生のみなさんは、日本の生活にだんだんと慣れてきた頃でしょうか。

5月2日に、今学期の社会見学「オリエンテーリング」を行いました。東京ギャラクシー日本語学校は、周辺に様々な名所がある場所に位置しています。そんな学校の周りをクラスの友達と散策することで、日本文化に触れながら日本語でコミュニケーション活動もできるイベントです。

春学期イベント“オリエンテーリング”事前学習

この行事が行われる前に、上級レベルの学生が、初級~中級前半レベルの学生に散策する場所の紹介を日本語で発表するという授業時間がありました。当日散策する、日本橋、月島、人形町、門前仲町、築地を街の歴史や特徴、有名な食べ物など文化を日本語で紹介してくれました。

歴史や文化を日本語で説明することは簡単ではないですが、上級レベルの学生は流暢な日本語で、そして分かりやすくジェスチャーも交えて紹介してくれました。先輩が説明してくれた内容を踏まえて、当日実際にその場所を訪れることで理解がより深まりそうですね。

春学期イベント“オリエンテーリング”事前学習

当日のオリエンテーリングでは、名所で指定のポーズで写真を撮ったり、訪れた場所を連想して川柳を作ったりと場所を散策するだけではなく様々なミッションがあります。普段教室で勉強しているとなかなか話ができないクラスメイトもいるかもしれませんが、イベントを機により友達との交流が深まり、日本語の練習にもなったことでしょう。

慶応義塾大学国際交流サークルとの交流会

4月下旬、東京ギャラクシー日本語学校の学生と慶應義塾大学の学生の交流会が学校のラウンジで行われました。
東京ギャラクシーの学生と、慶応義塾大学の国際交流サークル“KISE”の交流会は、20年以上続いているイベントです。例年、1学期に1、2回はイベントがあり、学校内での交流会以外にも、鎌倉へ日帰り旅行に行ったり、イルミネーションを見に行ったりと様々な交流をしてきました。

慶応義塾大学国際交流サークルとの交流会

コロナ禍になってからの約3年間は、ZOOMオンラインのみで交流会を行っていましたが、今回やっと、再び対面で交流会を行うことができました。
今回の交流会では、自己紹介から始まり、UNOやトランプなどのカードゲームを通じて日本人の大学生と日本語でたくさん話をしました。
普段学校の授業では、日本人の先生の授業を受けてクラスメイトと日本語で話をしますが、日本人の大学生と日本語で会話をすることによって、授業とはまた違った日本語を学ぶことができたと思います。生きた日本語に触れることによって、日本語の勉強へのモチベーションにも繋がったのではないでしょうか。また、学校以外でも日本人と接する機会があるのはいいことですね。この交流会は今後も定期的に行われる予定です。東京ギャラクシー日本語学校で勉強している間にぜひ、積極的に参加してみてください!

慶応義塾大学国際交流サークルとの交流会