日本の大学に進学するため、東京ギャラクシー日本語学校で勉強を始めた学生のみなさんに進路を決める前に考えておくべきことを紹介します。
みなさんは自分のことについて深く考えてみたことはありますか?考えてみると、“私はこんなことがやりたい”“私はこの分野に興味があるからこんな勉強がしたい”など、漠然とでもやりたいことが思いつくはずです。
そうしたら次は何をすべきでしょうか。いくつか日本の大学へ願書を提出しますか?大学を決めるときに挙げられる条件は様々です。EJUの点数、英語、小論文、面接などの試験、そして大学の位置や学校の雰囲気、卒業生の就職状況などがありますよね。
自分の点数に合った大学に出願する場合もあります。元々は、法学を勉強しようとA大学 法学部に出願したかったけど、点数をみるとB大学 文学部のほうが安全に受かりそうだという理由で、B大学を志望するという例もあります。
しかし、このような方法はおすすめしません。その理由は、興味のない分野の勉強を、それも日本で4年間も時間を費やすことはとてももったいないことだからです。そして、EJUの点数だけで学生を選抜する大学であれば合格することもできると思いますが、面接選考がある場合は、面接官が基本的な内容以外のことについても質問する場合が多いです。予想していなかった質問に嘘をついて答えなければいけない状況になるときもあれば、困惑して何も思いつかずに答えることができない場合も起こり得ます。
点数や大学の名前だけで判断するのではなく、興味のある勉強ができる学部がどこの大学にあるのか、学びたいことをよく教えてくれる環境なのかを考えて大学を選べば、日本で有意義な留学生活を送ることができると思います。
もし自分で選択した大学が、実際に入学してから予想と違ったらどうしようと心配する方におすすめしたいのは、オープンキャンパスに参加することです。直接日本の大学にいって見学しながら、教授や在校生と話をする機会もあります。オープンキャンパスに参加すれば、情報を得ることができ、実際の試験時の雰囲気も知ることができます。実際に大学の面接でも、自分がなぜこの大学に出願しようと決めたのか、オープンキャンパスで感じたことも含めて話をすれば説得力もあり自信を持って自分の考えを伝えることができるでしょう。
最後に、受験生たちが見逃しがちな部分が、試験時期です。大体の受験生は、いくつかの大学に願書を提出しますが、このとき試験日が重なっていないか、出願期間が重なっていないか細かく調べる必要があります。東京で試験を受けた次の日に、大阪で試験を受けようとする場合、試験準備に集中することも難しく、準備しなければいけないことも多いため精神的にも疲れてしまいます。
毎年、東京ギャラクシー日本語学校では、上記で述べたことを十分に反映した授業を行っています。
4月からはEJU試験対策と同時に、自分が日本で何をしたいのかよく考えて、自分に合う大学を探す方法について細かく指導します。そして、6月には志望理由書の枠組みを組み立てられるようになり、大学に願書を提出する時点では、完成度の高い志望理由書を作成して、EJUの成績と一緒に出願したい大学へ自信を持って提出することができます。
東京ギャラクシーの先輩のように、最後まで最善を尽くし必ずいい結果が出ることを信じて、東京ギャラクシーのノウハウが詰まった大学入試対策授業に一生懸命取り組めば、充実した1年を過ごすことができます。
大学入試は前々から余裕を持って準備して、まず自分についてよく分析したあと計画することをおすすめします。