おすすめ日本漫画『ちはやふる』

おすすめ日本漫画『ちはやふる』

日本に興味を持ったきっかけがアニメや漫画だという人は多いのではないでしょうか?
今、日本でとても人気のある漫画の一つが『ちはやふる』です。
ちはやふるは、アニメにもなりましたし、2016年に映画にもなりました。
日本の漫画には「少女漫画」「少年漫画」という区分があり、『ちはやふる』は少女漫画に分類されますが、とても面白いのでこの漫画を読む男性も多いようです。

みなさんは「百人一首」を知っていますか?
百人一首は日本の伝統的なカードゲームと言うことができるでしょう。
『ちはやふる』はこの百人一首がテーマになった漫画です。
主人公の綾瀬千早は高校生で、部活で百人一首をしています。

日本人であれば、小学生や中学生のときに一度は百人一首をやったことがあると言えます。
百人一首の百人は100人、一首は、和歌という日本伝統の詩の形式で、その詩を数えるときに「首」という単位を使います。
つまり、100人の人が1首ずつ作った詩を百人一首と呼びます。

カードは2種類に分かれていて、一方には和歌が1首ずつとその和歌の作者の絵が描いてあります。

おすすめ日本漫画『ちはやふる』

もう一方のカードには和歌の後半の部分だけが書かれています。
和歌の後半部分を下の句と呼びます。

「読み手」と呼ばれる人がカードを読みます。
選手はそれを聞いて、ひらがなのカードを取り、一番多くカードを取った人が勝ちです。
ひらがなのカードには和歌の後半しか書かれていませんから、
それぞれの和歌を暗記していれば、前半部分(上の句)が読まれているうちに、他の人よりも早くカードを取ることができます。

『ちはやふる』はこの百人一首の中で 、「競技かるた」というより激しく競うルールがテーマになっています。
実際の競技かるたのプロの選手は、読み手が最初の1文字を読んだだけで、カードを取ることができるほどです。
時間で計算すると、0.5秒!

競技かるたはその速さ、激しさから、「畳の上の格闘技」とも呼ばれています。

おすすめ日本漫画『ちはやふる』

『ちはやふる』は、百人一首はもちろんのこと、日本の高校生たちの生活についても知ることができますし、何より登場人物たちが一人ひとりとても魅力的で、私もこの登場人物たちと友達になりたい!一緒に百人一首をしたい!と思えるほどです。

日本の伝統文化である百人一首と、新しい文化である漫画。その二つが一度に楽しめる『ちはやふる』。みなさんにもお勧めします!